​でんでん子 追加情報

<なぜ付喪神に?>

初代の旦那さまの初宮参りよりお仕えし、玄孫さまがお生まれになった折、蔵へ仕舞われました。 その頃百の齢を迎えまして付喪神として精霊を賜りましたが蔵の戸は開けど使われず…寂しく過ごしておりましたある日、ふらりと立ち寄られた狐天狗さまが「西で子供に菓子を振る舞う祭りがあるが、行くか?」と外へ連れ出して下さったのでございます。 その時初めて人の形に変化致しました。 久方ぶりにお子らと愉快に過ごし帝都観光もそこそこに戻りますと、地元の妖かし達が「浅草で妖かしの祭が開かれる」と噂しているではありませんか。 知っていれば旅程を変更し参加していたろうに、慣れぬ変化に妖力を使い果たしておりましたからまさに後の祭り…。 後に妖店百貨展総会に参加する機会を得まして百合之介様や付喪神の仲間に出会い、妖店百貨展さんにお声をかけて頂いた事で今に至ります。 百器衆として巷に繰り出す事でお子らと触れ合う機会の増える事を期待しております。

 

<出身・特技・その他情報など>

鬼死骸という村で初代の旦那さまの手に握られました。 この頃はまだ只の器物でして記憶はおぼろげなのですが、ひ孫さまのお生まれになった頃の旦那さまのお姿はまるでお顔をひっくり返して御髪を顎に据えたような真っ白いお髭をたっぷりと蓄えておられまして、これこそゑびす顔という満面の笑みで私を鳴らしておいででした。 村が合併を繰り返し、現在の形となるまでに幾度か家移り致しまして今の蔵に住まうようになりましたら初代さまの縁者ではない者の手に渡ったようで、それが今の持ち主となっております。 時折遠方へ向かう際にとり憑いたり荷物として運ばせて妖力の節約に利用しているので私にとっては主人というより草履持ちですね。 当時はお子様方と共に子守歌流行歌をよく聞いておりましたから、多少歌う事が出来ます。