夜中町
妖界について
人ではない者たちが住まう『妖界』
人間たちの想像力の向こう側にあるとも、人間界と背中合わせにあるとも言われます。
また人間たちが文明の進化とともに見失ってしまったものや、人間界から姿を消してしまったものも、多く存在しています。
しかし年々、原動力となる「好奇心」「夢」「想像力」が激減し、あるいは、人間たちが見失ってしまったものがあまりにも多すぎて受け入れきれずに、『妖界』に数多存在した都や市町村が姿を消しました。人でない者たちは故郷を追われ、それでも存在しつづけるために、人に化けて、人の世に過ごすことを選びました。あまりの長い時間、人に化けていたため、すっかり自分が人間であると信じ込んでいる同胞たちも多くいるようです。
『妖界』の中でも比較的新しく出来たこの『夜中町』は、まだまだ土地や空き部屋も多く残っており、再び妖界に住みたいと思っている同胞たちを歓迎します。
夜中町について
人間界では、台東区谷中・荒川区西日暮里・文京区千駄木が
入り混じった谷中エリアで、『夜中町』はその裏側に位置す
る町です。区界が重なり、空間が歪みやすいため、人間界と
妖界がリンクしやすい場所だったため、人間と妖怪がともに
集う夏祭り『妖店通り商店街』が毎年開催されていましたが、
年々危険度が増す猛暑により現在は開催されておりません。
※夜中町地図:塚原重義氏
妖界はカメラに写らないないため、サイト内に使用されている『夜中町』の写真は、一部を除きイメージであり、似た風景の写真です。イメージ写真はぱくたそ様よりお借りしております。

谷中について
上野に寛永寺が建つと、神田付近から多く寺院が移転、明暦の大火後には焼失した寺院も移転してきたため、谷中は一大寺町となりました。関東大震災や第二次世界大戦では被害が少なかった為、今も古い町並みが楽しめます。
人間界の谷中を散策する際は『夜中町』と比べながらというのも面白いと思います。